お弁当箱を涼しく保つための冷却パックは、どの期間に必要でしょうか?
暖かくなるにつれてそろそろ保冷剤を入れたほうがいいのか迷います。
保冷剤はいつからいつまでが良いのかの目安や、入れ方はどう入れるのがおすすめなのかについてお伝えします。
また、保冷剤でお弁当が冷えすぎてしまう時の原因と対処法についても書いています。
お弁当の保冷剤はいつからいつまで
ランチボックスに冷却パックを入れるのは、だいたい5月から9月が一番良い時期だと言われています。
この時期を選ぶ理由は、やはり日中の気温がグンと上がりやすいからなのです。
お弁当箱に保冷剤を使う一番の目的は、暑さで食べ物がダメになったり、食中毒を引き起こすような菌が増えるのを防ぐことです。
気温が30℃になったり、湿度が80%になると、食中毒菌も活発化します。なので保冷剤がとても役立ちます。
ただ、ここ最近は2月や3月でも気温が高くなる日がありますので、日々の気温の変化で急に暖かくなる日があった時には保冷剤を検討してみてもいいです。
保冷剤の使用が特に推奨される状況3つ
1. 気温が25度を超える場合
高温になると食品が腐敗しやすく、特に夏は細菌が繁殖しやすい季節です。
細菌は湿度が高く、約30度から40度の温度範囲で活発に増殖します。
20度以下では心配は少ないですが、夏には温度が高くなる傾向にあり、保冷剤や抗菌シートなどの予防措置が必要となることがあります。
特に最近の夏は温度が高くなる傾向にあるため、注意が必要です。
また、気温が25度であっても弁当箱の中や鞄の中などはそれ以上に温度が上昇する可能性があるため、保冷剤が必要になります。
2. 湿度が高い梅雨の時期
梅雨の時期も細菌の繁殖に適した条件が揃っています。
湿度が80%程度に達すると、細菌は急速に増加しやすくなります。
湿度が高い環境は細菌にとって理想的であり、気温の上昇と組み合わせると、より一層の注意が必要です。
3. 高温の場所や車内で保管する場合
5月から9月の間は温度と湿度が食中毒のリスクを高める期間ですが、ランチボックスを置く場所によっても保冷剤が必要になることがあります。
特に車内や直射日光が当たる場所は、この期間外であっても食中毒のリスクが高まる条件が揃っています。
車内は閉じられた空間で温度が上昇しやすく、保冷剤がなければ食品が傷みやすくなります。
保冷剤を使用していても、過度に暑い条件下ではランチボックスの内容が損なわれる可能性があるため、これらの場所での保管は避けるべきです。
お弁当の保冷剤の入れ方!上に入れる?下に入れる?
お弁当の保冷剤で冷えすぎる時の対処法
●保冷剤の大きさを調整する
保冷剤が大きすぎると、ランチボックスが必要以上に冷えてしまうことがあります。
この場合、小さな冷却パックに切り替えて適切な数を使用することで、冷えすぎを防ぐことができます。
一般的に、小さな冷却パックは約60分で溶けるとされています。大きな冷却パックを使用している場合は、溶け始める前にバッグから取り出すことで、冷却時間を短縮できます。また、食事の前に冷却パックを取り出すことで、食べる際の冷たさを軽減できます。
●保冷剤の配置を工夫する
保冷剤の配置に少し工夫を加えることで、ランチボックスの冷え過ぎを防ぐことが可能です。
例えば、保冷剤をキッチンペーパーや薄手のタオルで包むことで、直接的な冷却効果を和らげることができます。
また、保冷剤がバッグ内で動かせるようにすることで、局所的な冷却を避けることができます。保冷バッグの中には内側に保冷剤入れ用のポケット付きのバッグがありますので、そのポケットに保冷剤を入れて、バッグ全体を冷えた状態にして直接的な冷却を減らすことも有効です。
お弁当箱の上に置くと冷えるので、下に置いたり、横に置いてみるのも1つの手段です。
冬でもお弁当箱に保冷剤は入れる?
冬は気温も低いですし、湿度も低いので入れなくても大丈夫な日が多いです。
ただ、暖房がとてもきいている部屋に数時間置いているとか、直射日光当たるに置いている、など何か気になる場合には保冷剤を入れたほうが安心です。
最近は冬でも暖かい状況が多いですからね。
もし保冷剤を入れてみて冷えすぎるようなら、自然解凍で食べれる冷凍食品などもありますからそれを使ってみてもいいと思います。入れる時は冷凍なので保冷の効果は多少なりともあります。