卵料理にはいろいろな種類があります。
ゆで卵をよく作りますが、ゆで卵を保存する時の方法がよくわからずにいました。ゆで卵は常温保存で大丈夫だと思っている方が多いようなのですが、実は違ったのです。ゆで卵は生卵より早く悪くなるので、作ったらすぐ冷蔵庫に入れることが大事です。この記事では、ゆで卵をどうやって保存するかと日持ちしない理由を説明します。卵を上手に保存して、おいしさを長く楽しむ方法を覚えましょう。
ゆで卵の保存方法と日持ちしない理由
ゆで卵は作ったらすぐに冷蔵庫に入れます。
その理由は、卵白に殺菌効果のある「リゾチーム」という成分があるからです。でも、このリゾチームは熱に弱くて、ゆでると減ってしまうんです。だから、ゆで卵は生卵より保存できる期間が短くなります。日持ちしない理由はこれだったんです。
また、殻をつけたまま保存すると、卵が新鮮さを保ちやすくなります。殻が剥がれていると、空気に触れる面積が広がり、雑菌が付着しやすくなるためです。
以前、賞味期限が近い卵をゆでて長持ちさせようと思っていましたが、実はそれが賞味期限を短くしていたんですね。加熱すると全部の食品が長持ちするわけじゃないことが分かりました。
生卵の保存のことも大切です。店では常温で売っていることもありますが、家では冷蔵庫で保存するのがいいです。卵は冷蔵庫のドアポケットではなく、冷蔵室の奥など温度が安定しているところにパックのまま置くといいです。これは、卵の殻についているサルモネラ菌を他の食品に広げないためです。
卵のパックは卵が割れないように守る役割もあって、衛生的にもいいことが分かりました。
ゆで卵の賞味期限
ゆで卵の賞味期限は、殻があるかどうかによって異なります。殻のついた状態のゆで卵は、通常3日間は持ちます。しかし、殻に亀裂が入ってしまった場合は、菌が増えやすくなるため、持ち日数が2日と短くなります。
一方で、ゆで卵の殻を剥いた後の保存には注意が必要です。面倒を避けて事前に殻を剥いておくと、空気に触れることで雑菌が付きやすくなり、痛みやすくなります。そのため、殻を剥いたゆで卵の賞味期限は1日となります。常に新鮮さを保つためには、食べる直前まで殻を剥かない方が良いでしょう。
ゆで卵は冷凍できる?
ゆで卵の冷凍については、いくつかのポイントがあります。
もし多くのゆで卵を作ってしまい、長期保存を考える場合、冷凍する方法が思い浮かぶかもしれません。しかし、ゆで卵を冷凍すると、白身の部分の水分が失われて食感が損なわれ、美味しさが減少することがあります。一度冷凍されたゆで卵は元の状態に戻ることは難しいため、冷凍は推奨されていません。
ただし、卵黄のみの場合は、冷凍が可能です。冷凍された卵黄は離乳食などに利用できます。
もしゆで卵を冷凍してしまった場合、食べられなくなるわけではありません。冷凍により白身がスポンジ状になり、食感が変わることがありますが、腐敗していなければ安全に食べることができます。冷凍したゆで卵を煮物などに加えると、白身に水分が戻り、食感が多少改善されます。直接食べるのはお勧めしませんが、料理に加えることで美味しく食べることが可能です。