スーパーで「この野菜は小松菜?それともチンゲンサイ?」と迷ったこと、ありませんか?

小松菜とチンゲン菜見た目はとっても似ているけれど、実は違いがあるのです。でも、どうやって見分けるんだろう?

そんな疑問、持ったことがあるかもしれません。

ちょっとしたコツで簡単に区別できてしまうのです。

・小松菜とチンゲンサイ、見た目は似てるけど栄養価にはどんな違いがあるの?
・そして、見分け方の小ワザって?

こんな感じで、わかりやすくお話していきます。

比較すると差がすぐに分かる!識別のキーポイントは茎の幅

小松菜とチンゲンサイ、両者は同じアブラナ科アブラナ属に属していますが、それぞれの特徴は異なります。

●原産地は、小松菜が日本で、チンゲンサイは中国です。
●葉の形状は、どちらも緑色で丸みを帯びた楕円形です。
●細い茎を持つものは小松菜で、茎がより太いものはチンゲン菜になります。

お店で見かけると、通常はこのようにパックされています。
・小松菜は一パックに3~4束入っていることが多いです。
・チンゲン菜はより少なく、大体2束でパックされています。

最終的に、区別の鍵は茎の幅にあることがわかりました!

味わいの差異

小松菜特有の少しの苦みがあります。この味わいは、一部の人には好まれないかもしれません。

その苦みはシュウ酸によるもので、この成分が味の特徴を生んでいます。苦みを減らしたい場合は、水に10分程度つけてシュウ酸を抜く方法が有効です。

一方、チンゲン菜はほぼ苦みを感じさせないのが特徴です。

味にクセが少なく、苦手とする人も少ないため、広く好まれる野菜です。処理が簡単で、水にさらさずともそのまま食べられます。

つまり、小松菜は苦みや特有の味があり、一部の人には敬遠されがちですが、チンゲン菜はより受け入れやすい味わいがあります。

食感の違い

小松菜は、ほどよい厚みの葉と少々太い茎が特徴で、加熱しても食感が残る傾向にあります。

チンゲン菜は葉が柔らかく、茎には歯ごたえがあり、全体にシャキシャキした食感が楽しめます。加熱しても、茎の歯ごたえはしっかりと感じられます。

どちらの野菜も歯ごたえが良い点では共通していますが、チンゲン菜の方がよりシャキシャキとした歯ごたえが特徴です。

それぞれの栄養素について

ここでは、食べられる部分の100gを基準にして栄養素を比較しています。

小松菜とチンゲンサイの栄養成分
・ ビタミンC: 小松菜が39㎎で、チンゲンサイは24㎎。
・カルシウム: 小松菜は170㎎、チンゲンサイは100㎎。
・カリウム: 小松菜には500㎎、チンゲンサイには260㎎含まれています。
・鉄分: 小松菜は2.8㎎、チンゲンサイは1.1㎎。
・カロテン: 小松菜が3100μg、チンゲンサイが2000μg。

美味しい小松菜とチンゲン菜の選び方

買い物をする際、最高においしい小松菜やチンゲン菜を選びたいものです。そこで、質の高い小松菜とチンゲン菜を見分けるためのヒントをご紹介します。

●まず、小松菜を選ぶ際のポイントを挙げてみましょう。

茎の部分が比較的太く感じられるもの。
しっかりとした張りとみずみずしさが感じられる。
葉の色が鮮やかで深い緑色をしている。

ただし、成長しすぎた小松菜は筋が多くなりがちですので、適度な大きさのものがおすすめです。

●次に、美味しいチンゲン菜を見分けるためのコツをご紹介します。

茎が短くて太いものを選びましょう。
根の部分がしっかりしていて膨らんでいるもの。
葉の色は柔らかな淡緑色がおすすめ。
葉の中心が細くなっていない、均一な形のものを選んでください。

これらのポイントを覚えておけば、美味しいチンゲン菜を見つけることができますよ!