とかしたチョコレートを型に入れて固める時に、なかなか固まらないことがあります。
溶かしたチョコレートが固まる時間はどのくらいなのか?
固まらない原因って何?
など疑問に思うことありませんか?
失敗しないでチョコを作るために固め方を知っておきましょう!
とかしたチョコレートが固まる時間は?
市販の板チョコなどをとかして型にいれて固める場合には、テンパリングという温度を調節する作業をすると固まりやすくなります。
溶かしたチョコを温度計で測りながら調節します。これをやらないと固まらなかったり、舌触りが悪くなったり、見た目の光沢もなくなってしまう場合があります。
テンパリングをしっかりやると、15分ぐらいで固まってきます。
しっかり固めるには冷蔵庫で1時間ぐらい寝かせると固まりますよ。
ただ、チョコレートを急に冷やしすぎてしまうと、油分が分かれてしまって、食感が変わってしまう事もあります。チョコレートは温度調節が大事です。
生チョコレートが固まる時間は?
生チョコレートは生クリームを入れて作りますので、ただ溶かして固めるやり方とは少し違います。
生チョコレートが固まる時間は冷蔵庫で2時間ぐらいかかります。生クリームとチョコレートの分量によっては固まらないこともありますのでご注意ください。
チョコレートと生クリームの比率は2:1です。生クリームが多すぎると固まらない原因になります。
そして使う生クリームは動物性生クリームがおすすめです。植物性だとこちらも固まらない原因になります。
チョコレートがうまく固まらない原因
うまく固まらない時に考えられるのは、もしかすると生クリームをちょっと多めに使ってしまっているか、テンパリング(チョコレートを適温に保つ工程)がうまくいっていないのかもしれません。
生クリームをたくさん使う時は、カカオの含有量が高めのチョコレートを選ぶと上手くいきますよ。そのほうが固まりやすいのです。
そして、テンパリングをする時は、水分が入らないように特に注意してくださいね。水がちょっとでも混じると、チョコレートが思うように固まらなくなる原因になってしまうからです。
テンパリングをやらないと固まらない?
テンパリングという温度調節をやらずに、ただチョコレートを溶かして型に入れて固めると、いずれは固くはなってきます。
ずっとドロドロした液体のままという事はあまりないと思うのですが、ただ、固まり方が弱くてパキっと固まらなかったり、食べた時になんだか食感が良くない状態になったり、見た目もツヤがなく白っぽい感じになってしまったりと、色々影響は出てきます。
少し面倒な作業ではありますが、テンパリングはやったほうが安心して固まるのを待つことができます。
テンパリングのやり方
テンパリングのやり方は簡単です。温度の調整が難しいのですがやる事は、温めて→冷やして→温める、これだけです。
温度や詳しいやり方はこちらの動画が分かりやすいですよ
まとめ
●型に流し込むタイプのとかしたチョコが固まる時間
テンパリングしてから15分ぐらい。
冷蔵庫で1時間ぐらい冷やすとしっかりかたまる。
●生クリームを入れる生チョコタイプが固まる時間
冷蔵庫で2時間ぐらい
●固まらない原因
型に流し込むタイプ:テンパリングをしていない。テンパリングの失敗。
生チョコタイプ:生クリームの入れすぎ